いま、時代は新たな目覚めの時を迎えています。それはモノに囲まれた物質的な豊かさから、ココロを充足する精神的な豊かさへの価値観の転換を意味いたします。

当社は昭和21年石けんメーカーとしてスタート、固形洗濯石けんからボディソープを主体としたバス関連事業の今日に至るまで、｢モノづくりの原点は消費者ニーズにある！｣のテーマを貫いてまいりました。天然原料にこだわり、人と自然の融和に根ざした商品政策を推進してきたのも、一にかかって人に安心感を与え、人の心を捉え、満たしてあげたい、との願いからなのです。

｢消費者ニーズに対応する！｣という掛け声の下で、ともすればメーカーは一人よがり、一方通行のモノづくりに陥りがちですが、いかにユーザーの声に耳を傾けるか、その声を商品の付加価値として盛り込めるかがキーポイントになると思われます。

モノづくりに際しても、日常の生活を営む上でも結局のところ、基本は双方向の対話に行き着くのではないかという気がいたします。造るも人、使うも人であれば、対話による心の触れ合いと結びつきが、全ての出発点と言っても過言ではないでしょう。

代表取締役　　志水　大輔